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Salesforce Platformとは?機能や価格、事例を紹介!

Salesforce Platformとは?機能や価格、事例を紹介!

2024/12/6

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Salesforce Platformは、Salesforceが提供する製品の中でも情報量が少ないです。そのため、「いったい何ができるんだろう」と疑問をお持ちの方もいるかもしれません。基本的にはSalesforceの他製品と合わせて利用される製品で、Salesforce Platformを単体では使いません。ですが、だからと言って知らないままにしておくにはもったいないほどの機能をもった製品でもあります。この記事では、Salesforce Platformの機能や実際の導入事例を紹介しながら、Salesforce Platformについて解説していきます。

Salesforce Platformとは

Salesforce Platformは、アプリケーションの開発・実行基盤となるクラウド型のプラットフォームです。Salesforceが提供しているクラウドプラットフォーム上で、Webアプリケーションやモバイルアプリケーションの構築・実行・管理・最適化ができます。また、高度で複雑な自社独自のアプリケーションの開発も可能です。

Salesforce Platformの機能

Salesforce Platformは、ノーコードビルダーでアプリを簡単かつスピーディーに開発できます。さまざまな業務アプリ開発に対応するSalesforce Platformの主な機能を3つ紹介します。

【Salesforce Platformの主な機能3つ】

  1. モバイル

  2. フロー

  3. ビルダー

1. モバイル

モバイルアプリの構築、実行、管理に必要なサービスを提供します。また、デバイスからSalesforceのあらゆる機能にアクセスしたり、Salesforceのすべてのカスタムアプリを一つに集約したりできます。

2. フロー

フロー機能は、自動化されたフローとプロセスを構築、管理、運営するための定番ソリューションです。操作の大半はマウスだけで行え、コードを書く必要はほとんどありません。見やすいビジュアルを備えたシームレスなガイド付きフローの構築やビジネスの生産性向上を実現します。

3. ビルダー

ローコードでアプリをすばやく作成できます。プロコードを使用し、機能を強化することも可能です。組み込み済みのコンポーネントのエコシステムも活用できます。

Salesforce Platformの価格

Salesforce Platformの価格を紹介します。Salesforce Platformには、2つの料金プランがあります。

【Platform Starter】
カスタムアプリでの営業、サービス、マーケティングの機能を拡張
3,000円(税抜)/ユーザー/月(年間契約)

【Platform Plus】
あらゆる部門のビジネスプロセスをデジタル化
12,000円(税抜)/ユーザー/月(年間契約)
※2024年11月時点の情報です。最新情報は公式サイトよりご確認ください。

Salesforce Platformの公式サイトによりますと、Platform StarterよりもPlatform Plusの方を利用している企業が多いようです。自社の導入目的にあわせてプランを選択できるよう、問い合わせしてみてもいいでしょう。

Salesforce Platformの導入事例

Salesforce Platformの導入事例を2つ紹介します。実際の活用方法を知ることで、自社にとって必要な機能であるかの判断や、導入後のイメージにつながるでしょう。今回は、株式会社三菱UFJ銀行とBrown-Forman社の事例を紹介します。

【導入事例1】株式会社三菱UFJ銀行

株式会社三菱UFJ銀行(以下:三菱UFJ銀行)では、多様化・高度化する顧客ニーズに対し、邦銀随一の内外ネットワークと強固な商業銀行基盤、信託や証券などグループ各社との協働をベースとした総合金融力の強化に向けた戦略を目標としています。そうした施策展開を支える重要な駆動力として、IT技術の先進的な活用が必要でした。三菱UFJ銀行では、IT戦略上抱えていたシステム開発に関する課題を、Salesforceの活用により解消していこうとしています。

三菱UFJ銀行では、「システムのサポート切れや更改にともなうコスト負担の増大」「長期にわたる開発プロジェクトが多く、開発中に発生した新たな要件を柔軟に取り込んでいく必要がある」といった課題を抱えていました。また、ROIが測りづらい分野に対する取り組みが、後手に回りがちになってしまうという課題もあったといいます。

こうした課題の解消に向けて、コーディングを極力減らしてシステムを構築する“LCP(Low-Code Platforms)”というコンセプトを考案。「標準的な機能をカタログ化して、それらをコンポーネントとして組み合わせることで、必要なシステムを構築する」という手法です。

三菱UFJ銀行では、このようなアプローチを実践するうえで、PaaS基盤上での開発へとシフトすることが有効であると考え、Salesforce Platformを採用しました。Salesforce Platformの導入により、クラウド基盤上に思い描いていたカタログ開発環境を整備できたといいます。

また、Salesforce Platformに標準で搭載されていない機能も、AppExchange上に多種多様なサードパーティ製のリソースが公開されており、必要に応じてそれらを利用することで解決に繋げてきました。これまでに、行内20,000人のユーザーが利用する大規模システムをはじめ、50以上のアプリケーションを開発。その結果、標準仕様、部品の活用が進んでいるシステムにおいては開発費用1/3、開発期間2/3を実現しました。

参考:三菱UFJ銀行 │ セールスフォース・ジャパン

【導入事例2】Brown-Forman社

Brown-Forman社は、Salesforceを導入することによって、顧客中心のビジネスへの転換の第一歩を踏み出しました。世界各国の営業チームを管理するだけでなく、販売代理店や小売業者をはじめ、バーやレストランなど、同社の商品を消費者に販売している店舗との取引も管理しています。また、カスタマイズと導入がスピーディに行えたことから、同社ではすぐに新しいソーシャルイントラネットを追加することになりました。

従来の静的なSAPポータルの代わりに、Salesforce Platformで新たなソーシャルイントラネットを構築しました。現在では 3,000 名以上の社員が社内の最新情報を把握しており、社員同士のコラボレーションが効率化され、顧客に充実したサポートを提供しています。

社員はイントラネットのビュー画面をカスタマイズして、関連のあるグループや情報(商品や販売促進キャンペーンの最新情報など)を自動表示することが可能です。また、ソーシャルフィードを利用して世界中の同僚と情報を共有し、興味のあるトピックをフォローしています。さらに、モバイルデバイスからも簡単にアクセスできるので、営業担当者は外出先でも常に自社の社員と連携を取ることができます。

Salesforce Platformを活用して開発されたモバイルアプリで、社員はどこにいてもモバイルデバイスから重要な情報を確認できるようになりました。 社員の生産性向上だけでなく、企業文化を支える人間同士のつながりも作り出しています。

参考:Brown-Forman │ セールスフォース・ジャパン

Salesforce Platformの特徴、ほか製品との違い

Salesforce Platformの特徴、ほか製品との違いについて紹介します。まず、Salesforce Platformの特徴について「Lightning App Builder」「Process Builder と Lightning Flow」「Lightning Object Creator」の3つに分けて解説します。

Salesforce Platformの「Lightning App Builder」を利用することで、コンポーネントをドラッグアンドドロップするだけで、レスポンシブなアプリやページの作成が可能です。企業に合わせたカスタマイズしたテーマやブランディングの追加もできます。

「Process BuilderとLightning Flow」は、複雑なプロセスを簡単に作成できます。Process Builderは条件に基づくビジネスプロセスを簡単に自動化できるツールで、ローコード開発が可能です。Lightning Flowも同様で、ローコードですが、Process Builderよりも複雑な処理に対応できます。

「Lightning Object Creator」を利用すれば、簡単なマウス操作で、Microsoft Excel、Googleスプレッドシートなどの情報をSalesforceに入力可能です。

このように、Salesforce Platformには、アプリ開発を誰でも簡単に行える機能が存在しています。さらに、Salesforceで提供しているさまざまなサービスや外部ソフトと連携することで、自社に合ったカスタマイズや新たな顧客データの活用に繋げていけます。

Salesforce Platformをおすすめしたい企業

Salesforce Platformをおすすめしたい企業についてお話します。Salesforce Platformの最大の強みは、顧客や従業員といった”人”を中心に、AIを搭載した最先端アプリケーションの設計・開発が簡単にできる点です。

この強みを最大限に活かすためには、Salesforceで提供している他サービスとの連携が必要になってきます。Salesforceをすでに導入している企業にはおすすめしたいサービスといえるでしょう。

また、顧客情報を活かした経営戦略やマーケティングなどを目的に、今後Salesforceの導入を検討している企業にもおすすめしたいサービスです。中でも「ノンプログラミングでアプリケーションの開発もしたい」という企業にとっては強い味方となってくれるでしょう。

Salesforce Platformで誰でも開発者になれる

Salesforce Platformは、単体で利用するというよりもSalesforceのほか製品と組み合わせることでその真価を発揮します。

Salesforceの他サービスを利用していない企業にとっては関係のない製品のように感じるかもしれません。しかし、そうではない日が来るかもしれません。

Salesforce Platformは、クリックするだけでアプリケーションを作れる機能があります。これは、ノンプログラミング言語ではなく、パーツを組み合わせるだけでアプリケーションを作成できるという意味です。つまりSalesforce Platformの活用は、本当の意味で専門知識を必要とせず、誰でも開発者になれる可能性があるのです。

アプリケーションを利用することで、顧客のブランド認知の促進や従業員同士の連携の強化、社内ビジネスプロセスの合理化・自動化・モバイル化を目指します。顧客情報の管理効率化や有効活用を検討している方は、Salesforceのほか製品と合わせて、Salesforce Platformの導入を検討する際の参考にしてみてください。

Salesforceの活用支援なら、私たちにご相談ください。

私たちはSalesforceを最大限に活用してビジネス成果に繋がるサポートを行っています。導入・設定から活用施策の提案・推進まであらゆる課題に対応可能です。詳しくはこちらよりお問い合わせください。

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